カメレオン

この作品は30年前に『カメレオン座の男』という題名の脚本で丸山昇一氏が73年の金大中事件を題材にしたアクションというのを松田優作+丸山昇一(未発表シナリオ集)で読んでいたので冒頭シーンだけは知っていたが、ほぼ忘れていた。大阪FCのシンポジウムでパネラーとして招待されていた阪本順治監督の挨拶とともに予告編が流されて公開を楽しみに待っていたしだいだ!!当然私はセントラルアーツ企画、脚本:丸山昇一氏でなければわざわざお金と時間を割いてまで観には行ってなかったと思う。それは松田優作という俳優をブラウン管、銀幕で出会わなかったらこの業界に身を投じていなかったといっても言いぐらい熱烈な優作ファンだからである。そこで、期待とか先入観みたいなのはひとまずおいといて作品全体を私が感じるまま純粋にみようと心がけて観た。

映画評論家とか批評が好きな方はどう感じたかわからないが、単純に脚本がいいので娯楽感溢れるアクションシーン、カーチェイスはスカットしたし、ストーリー、演出に結構カタルシスが湧き上がる作品であったね!ん。それと、主題歌/シギ「証明」もGOODだ!!

あと、松田優作ならどうだったとか・・・そんなことはどうでもいいと思う。それは、もう松田優作のような役者は出てこないだろうという優作の偉大さと、近年の映画、ドラマのキャスティングはいかがなものかと思う私自身の悔しさがある。そのようなことをもっと大きな視点で角川春樹氏は7月号「創」でコメントしているし、もっと権威ある映画人の方も発想を変えて頂きたいとメジャー級の映画はいつも思わせるのはひじょうに残念だ。しかし、芸能プロが出資等、力がある限り致しかたないのはよくわかる・・・でもなぁ藤原竜也の親友役くらいならうちの役者の方がもっといい演技できると思うけどなぁ・・・・・

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クライマーズ・ハイ

先週はじめて映画の試写会というものに行ってきた!その映画は7/5から全国ロードショーされる「クライマーズ・ハイ」だ!さすがメジャー級かつ宣伝力はすごいので、ここであえて概要の説明は省略する。試写会だからかもわからないが、いやーすごい人だった!中之島フェスティバルホールが略満席状態だった。満員劇場の映画を観るのはこれから見る作品の期待とは裏腹に興奮するものがあるし、実に心地いい。それと宣伝力とスポンサーのチケットのさばき具合はすごいなと驚愕したしだいだ!!しかし、内容は一言,いや二言でいって“くだらない映画、卑怯な映画“だった。原作も読んでないし、現実の過酷さなんて語れる身分ではないが、見終わってから数日たった今、なぜこんな映画がやたらメディアによって喧伝されるの?営利目的のみなのか??とにかく呆れた。そこで遺族の方の身になって考えた場合、私だったら腹がたったので、早速NHK制作DVDをレンタルして見た。そこで、私は「ふぅーよかった!」という安堵感と同時に苛立ちはいっきに解消した。NHKの方が、心に響いたシーンが断然あったし、キャストのキャスティングも良かったのと脚本が誠実というか人間のあらゆる面が見事に書かれているし、全体的な均整そのものが美しかった。まぁ一点、映画の方で私自身の感覚的に一つすごいなと思ったのはスピード感ある映像とCGの技術面はスケールが大きく感じた。(そんなものは客にたいして欺瞞にすぎないが・・・)あとは当時の昭和の時代が伝わらないし、意図がわかりにくいシーンがいくつかあったので、これは観客にサイドストーリーとして創造させるような意図があったのかはどうかわからないが、監督というより企画、制作の段階で処理できなかった問題点、議論が甘かった等々、何か原因があるなぁと思うのは、へそ曲がりな私だけだろうか・・・・・

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ドキュメンタリー映画「靖国 YASUKUNI」

いや~久々ブログを更新する。忙しくても少しの時間があればできるだけ映画、芝居を見ようと心掛けているせいか、それなりにシネコン、単館、芝居小屋など見ているが、この作品はGOOD!と思う作品ブログを書く気にする、作品になかなか出会わない・・・しかし、若松孝二監督の『壁の中の秘事』(1965年作品)と『続日本暴行暗黒史 暴虐魔』(1967年作品)は考えさせられた。『壁の中の秘事』は当時ベルリン国際映画祭に出品され話題を呼んだが、権威筋の映画評論家たちから「国辱」と非難され大きく波紋を広げた作品だったとはじめて知った。当時私はまだ生まれてなかったので肉体的にはよくわからないが日本は高度成長真っ盛りでいわゆる「3C」時代に若松監督のような視点で世の中を見ていた人は多分少なかったと思う。日本人の大部分が裕次郎に熱狂していたのであろう!石原裕次郎さんは、すばらしい俳優だが(小林 旭さんはもっともっといい!)、ヨットに乗って、ドラム叩いてという映画が“これが青春“という象徴のされ方自体に私はずーと今まで疑問と言うか戸惑いを感じている・・・物心ついたころに若松作品に出会っていたらもう少しは賢く生きれていたような気がしてならない・・・(やっぱり変わらんかなぁ?)おっと!テーマが、かなりそれたので映画「靖国」に入ろう!まず、公開前から各メディアからいろんな事が議論されて肝心の作品以外の部分が注目されすぎて私は少し萎えていた。しかし、ここまで公開前に騒がれるのはやっぱり期待できるものが大いに感じられたのと、靖国の知識はうわべしか知らないので観てみようかぁ!と、またまた第七劇場に足を運んだ。そこで私のよう知識に乏しい者でも李纓(リ・イン)監督自身、遠慮気味に作っているなと全体的に感じがした。まぁ右派側、左派側、いろんな立場の人からの魂(魂には商魂などいろいろあるが・・・)、執念みたいなのが伝わる映画だった。あとドキュメンタリー映画とあるが「ドキュメンタリー」とは本来「虚構を加えずに構成された映画・放送番組や文学作品など」とあるのでこれは「ドキュメンター」映画というのが正しいのでないか・・・いつからかやたら簡単にドキュメンタリーとタイトルに付けるようになったのであろうか?まぁ理屈はさておき、特に印象に残ったシーンは刀匠の刈谷 真治さんに誘導的な質問を重ねていく監督に対し一つだけ質問をする-が監督はその質問に答えない・・・しばらく沈黙のうち監督がその質問すり替える。その質問に対し刈谷さんの語る言葉はすごく重く説得性があった。他にも疑問、もっと知識がないと理解できない部分は多々あったがこの辺にしておこう。

とかく、役者は見られてナンボ!と同様、映画などあらゆる作品は作られて、上映されて、そしてお客様に見て頂いて・・・それから良いも、悪いも、色々と批評されてナンボ!!誰も見みない、見たくない作品は批評されることもないのでこの映画「靖国」李纓監督はじめスタッフの方々、そして上映するまでに漕ぎ着けた方々に純粋に観客として拍手を送りたい。

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実録・連合赤軍あさま山荘への道程

若松孝二監督の映画『実録・連合赤軍あさま山荘への道程』を見た。第七劇場の早朝公開日のAM8:00過ぎには、ほぼ満席になり、観客のほとんどが団塊の世代のせいもあり、予想通リの異様な雰囲気に包まれていた。私の、あさま山荘事件の知識は日本の重大ニュース番組等で度々流れるあの大砲が山荘をぶち壊すシーン、と宮崎 学氏のある書物と、突入せよ!「あさま山荘」事件(原田正人監督)の権力側の映画のみで、実際あとから発覚した「総括」という残虐的な殺人を駆り立てたものは一体なにがそこまでさせたのかに疑問をそれなりに持っていた。それと、もしこの世代に私が直面していたら、左派、右派どちら側かでゲバ棒をもって立ち上がっていたと思うのだ!(その左派、右派というのはその時の先輩、上司に付いていたという意味で思想的な要素は今でもどちらでもない。)しかし、この事件に係わった当時の若者はみんな特権階級の方がほとんどで、なぜそんなインテリが日本を変えるのを大儀に、そして自分の保身の為に仲間を殺すまでにいたったのか?映画を見ただけではわからない・・・殺人までいかなくても同じような意味合いでいじめや、揉め事は組織となれば普遍的に存在する。しかし、銃撃戦で権力側を撃ってしまったのは理解できるが、仲間を殺すまでなんですんねん!だれかが「もうやめよう」!と力ずくでもなぜ言えなかったのか??阻止できなかったのか???私の知識、感情では全く理解できない。とにかく、めちゃくちゃやね!これは、ひじょうに重いテーマだと思う。政治的なことはよくわからないが何も解決していないと思いがこみ上げてきて3時間10分の映画は終了した。そこで若松 孝二監督と、憎まれ役、森恒夫役の地曳 豪さん、永田洋子役の並木 愛枝さんの舞台挨拶が始まり監督の挨拶トークの映画に対しての情熱、振る舞い方から突然MCに成り代わりのはいいが、永山洋子役の名前も言えずそして、自分のポケットから携帯が鳴り響いた。ひじょうにユーモア感が場内に伝わり重い空気みたいなのが和やかになったね!ん。それと、主役の地曳豪さんは絶対売れるよ!もういろんなところからオファーが来ていると思う役者でしてたね。並木愛枝さんも実物はひじょうに知性が感じられるきれいな女性だ!あとナレーションは原田 芳雄さんでしっかり全体を固め、出演役者も佐野史郎、坂井真記以外はほとんど世間には知られていな役者陣だが、このキャスティングがこの映画としての最高のだと私は思う。これ以上、深入りするとまだまだ長くなるのでこの辺にしておこう!とにかく若松孝二監督かっこいいですね!(見た目とかのレベルではなく生き様みたいなのが・・・)最後の方に言っていた挨拶トークが「まだ生きていたら」撮りたい作品はあるし、二本は決まっていると言っていたような気がする!?この2本の作品うち1本、いや半分でもいい、うちの役者を使ってほしいものだ・・・・・

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大阪FC シンポジウム

先週末、大阪ロケーション・サービス協議会の主催する「映像制作が地域に与えるインパクト」~産業、観光、文化~シンポジウム約1時間半遅れて参加した。パネリスト7名からのうちのキム・スンス氏(韓国ドラマ制作社協会事務総長)の通訳を通してのスピーチを終え、今年、ロードショーの阪本順治監督作品『カメレオン』の予告編がながされた。そして、MCからまず、この関西に映像産業の誘致、現状の課題等をどうお考でしょうか?と阪本順治監督に問うたところ、阪本監督の開口一番「えー、僕は予告編をやってくれるそれだけでよかったんで・・・」と私も含め、場内失笑した。これは他の方はわからないが、私は今日のこのシンポジウムの本質をついている一幕であったように思う!(阪本順治監督だから嫌味もなく成立するのだが・・・)それは、まずみんな誘致の余裕というより、ねらいの発想はないに等しい-。あとから“自然発生的についてくるのもの“とも他のパネラーの方が言っていた。ようするに「~の為」とか「大阪の為」とかは大義名分ということだ!あと、朝日放送、キネマ旬報、インナップ、等々映像産業に携わっている角界のオピニオンリーダー的存在の方のお話もひじょうに“ため“になったが、とにかくこのようなリーダー的存在の方でも関西に映像産業誘致をの発想からは出発していないのと、具体的な案は出てこなかった。しかし、否定的なことは一切ないし、ほとんど前向きなお話だったのは事実である。私のような身分からはえらそうではありますが、勉強になったというより、発想の再確認ができたような気がするのと、私自身、映像産業の事をもっと勉強をしないとこの人たちと仕事はできないと痛感した。大阪FC様有難うございした!

それにしても、阪本順治監督の作品にうちの役者を出演させてあげたいなぁ・・・・・「カメレオン」脚本:丸山 昇一氏、企画:黒澤 満氏(制作:セントラルアーツ)すべて超憧れの方、鳥肌が立つ面々だ。このまま憧れでは終わりたくないが、私の現状なす術がない・・・・・

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NHK FMシアター『90日の過ごし方』マルオ・ラスト・デイズ~

久々、NHKの大阪放局制作のFMシアターを聞き、第一に役者の“見る目“として金井勇太さんは群を抜いて上手いですね!さすが、このような役者、いやアーティストのキャスティングかつ演出の感性はすごいし、さすがアカデミー賞受賞者だと感銘しました。

おたくと世間では言われているような主人公のストーリーの作品ですが、とてもわかりやすく、“90日の過ごし方“よりとにかく毎日が大事ということが、伝わるドラマでしたね!ん。

あと、渋谷天外さんの貫禄はもちろん、高村かおり役の子もよかったなぁ・・・だれが演じているのやろ??そうだ!NHKに問い合わせてみよう~と。(笑い)

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アクトリーグ

プログの開設が少し遅れた為にリアルタイムには書けなかったのですが、来週また告知の予定の3/15(土)22:00~22:50O.A NHK FMシアター 『90日の過ごし方』~マルオ・ラストデイズ~の高村かおり役にBA所属(近松劇場座員)の村上佳子が抜擢されました。これもこの作品の演出監督佃さんに感謝するしだいです。誠に有難うございました。佃さん!これかも内の役者は一度起用して頂きましたら必ず要望にお答えするのはもちろん、それ以上にふくらませます・・・さぁそれはさておき、この作品の作家のうちのお一人高見健次さんはアクトリーグに精通している方で先日のアムホールのライヴに内の役者陣を10名近く招待して頂きました。誠に有難うございます。そこで、そのうちの一人(西田 豊)は早速稽古に参加しチームに加われれるよう頑張るようです!本当は、芸人でもなかなかむずかしい、一役者が即興のみで観客を楽しませるのは並大抵ではできない!ことだと思います。しかし、それを興行として成立しているのがすごいなぁと刺激を受けたしだいです。高見さんからのお言葉をおかりしますが役者としては自己のプレゼンの場という心意気で挑戦し、何でもそうだと思いますが、特にこの世界、表現には“絶対“というものはないので常に揺れ動きながら、自分にしかできない直感、発想を生かし、進化して行こうでははあ~りませんか・・・とにかく、アクトリーグはナイスですね!!

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ブログオープン!

3/1日にはオープンしたかったのですが、サブタイトル等に若干迷い、本日中にはと気持ち焦りながら、内の役者一人とPRDVDを受け取る用事があり宵の口から某お店へ訪れ、久々大酒までいかなくても短時間でよくしゃべるニュウーカマーとのプロの“志“みたいなことを熱く聞きました。ニューカマーといってもそれなりの実績はあり努力はしていると思います!俺もこういう時期があったなぁという20代の頃がなつかしいと思いながら・・・何とか売れるよう、グレードアップできるよう頑張らなあかんと役者から改めて教わったひとときもさておき、ようやくやくBAマネージャーのささやかなプログが開始しました!今日から内の役者陣(ボーダレス・アクターズ)個々のPRから活動情報等中心に、また、より多くの人たちに喜んでもらったり、楽しんでもらったり、驚いてもらったり、そして人生を考えさせることまでできたり。~この世界は見られてナンボ~とそれが何より大事だと思います。そこで表現に関することを主に「自前の寸評」と称して発信していこうと思います。いろいろな異見がありましたらコメントお待ちしてます。それではBAマネージャープログの開幕です。それにしても、今日の下痢はしつこいなぁ~

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